歯の神様

歯に良く似た墓石(板碑)は、鎌倉時代から室町時代にかけて造立されたのではないかと推測される。その両脇にある宝筺印塔と五輪塔の存在がそれを示しているが、定かではない。いずれも、先亡者の供養や墓石として作られたものと思われるが、地元では昔から歯の神様として信仰してきた。歯がうずく時には、白砂又は米をお供えして参拝する習わしがあり、不思議なことに歯の痛みを鎮めてくれるという日本でも珍しい神様である。

住所:熊本県玉名郡和水町西吉地