本経寺大村藩主大村家墓所(国指定史跡)

本経寺は、1608年(慶長13)に初代藩主大村喜前により建立された日蓮宗の寺院で大村藩の菩提寺です。

大村領では、キリシタン大名大村純忠の時代に領内のほとんどの神社仏閣が破壊されていましたが、キリスト教が禁教となり、キリスト教を棄教し、その証として最初に建てられた寺院です。

墓所には、初代藩主喜前から11代藩主純顕までの歴代藩主やその一族の墓が並んでいます。

6mを越す巨大な墓石は目を見張るものがありますがこの巨大な墓石は、幕府の禁教政策のもと、キリスト教を棄て、仏教を信仰している証として、建てられたといわれています。

境内には、本堂や山門など江戸時代後期の建造物が残り、江戸時代の大名の菩提寺の様子を伝えています。

住所:長崎県大村市古町1-64
電話:0957-53-4111 (大村市観光振興課)